美しい皇居に隣接するダイナミックなビジネス街、大手町。フォーシーズンズホテル東京大手町は、東京の持つ「魅力」と「日本」を再発見する拠点として、絶好のロケーションです。古いものと新しいもの両方のコントラストを持った街、東京。そんな魅力に触れていただくために、まずは、東京に精通しているフォーシーズンズのスタッフから、選りすぐりのお勧め情報を提供いたします。
Escalators leading to a mirrored entrance reflecting pedestrians and a busy street scene

ペストリーシェフのインスピレーションの源

– ミケーレ・アッバテマルコ、エストペストリーシェフ

15年前に私が東京に引っ越してきてから暮らしている「表参道」は、実に素晴らしいエリアです。洗練されたこの街を歩けば、アーティスティックなブティックやモダンな建築物に出会うことができます。ギャラリーと多目的ホールが魅力の「SPIRAL(スパイラル)」は、カフェや興味惹かれるショップもある、訪れる度に新しい発見ができる複合文化施設です。また、南青山にあるフラワーアーティスト、東信(あずままこと)のショップ「ジャルダン・デ・フルール(JARDINS des FLEURS)」もお勧めです。

Aerial view of Capa Gin Tonic cocktails in glasses with ice, edible flowers, raspberries, lime

宿泊副部長のお気に入りのジン

– 中村 愛、宿泊副部長

「Cocktails Works(カクテルワークス)神保町」は、私にとって一日の終わりにプライベートな時間が始まる場所。ジン専門のこのお店は、今や東京における伝説のバー。150種類以上におよぶクラフトジンや他ではなかなか目にすることのできないジンを楽しむことができます。私のお勧めは、「バラの女王」と呼ばれるダマスクローズのローズウォーターで仕上げた優雅で華やかな香りの『Japanese GIN 和美人』。あるいは、日本独自の焼酎ベースのクラフトジンです。フォーシーズンズから徒歩で約15分。ジン党の方なら、是非足を運んでみてください。

総支配人秘書お勧めのアートスポット

– 西田みのり、総支配人秘書

私のお気に入りは、銀座5丁目にある「東京鳩居堂」。1663年に京都で創業した鳩居堂は、香や書画用品、和紙製品を取り扱う専門店です。また、日本橋には、紙の文化を扱うお店「かみ屋」があります。ここのギャラリーでは、「書」の概念を塗り替え、前衛画家にも通ずる挑発的な作品を生み出した書家、井上雄一(いのうえ ゆういち)や新進気鋭のアーティストの紙と墨を用いた作品が展示されています。そして、紙に関する製品の取り扱いや作品の展示・販売だけでなく、表具の仕立てと修理を行うアトリエもあります。

総料理長の道具箱

– 平野 覚、総料理長

何度行っても楽しいのは、浅草の「かっぱ橋道具街」。和包丁から美しい陶磁器まで、食器や調理器具を扱う道具専門の問屋街です。私が料理人になって初めての牛刀を購入した、明治41年創業の「良理道具屋 釜浅商店」はフォーシーズンズの御用達でもあります。また、包丁のみならず、様々な刃物を取り扱う「つば屋」、クッキー型やシリコン型の品揃えがかっぱ橋で一番の「馬嶋屋菓子道具店」など、800メートルほどの道路の両側に170店以上のお店が並びます。

古いお寺から超現代的な高層ビル群まで

– 嶺岸 邦夫、ゲストエクスペリエンス & コンシェルジュ

東京・芝にある600年の歴史を持つ増上寺(ぞうじょうじ)は、浄土宗の七大本山の1つです。室町時代から現代までの歴史を感じながら、増上寺境内を散策してみてはいかがでしょうか。雑多な外界を一歩離れ、お香の微かな香りの中で、リラックスした時間を過ごすことができます。カフェで珈琲をテイクアウトして公園のベンチに座り、東京タワーを見上げます。アイコニックなスカイライン、青い空と公園の緑、そして赤くそびえる東京タワーを見るとこれぞ東京!という気持ちになります。お勧めのレストランは、会席料理「東京 芝 とうふ屋うかい」。江戸の風情で満たされた空間で、こだわりのお豆腐と素材にこだわった四季折々の料理が愉しめます。

Close-up of hands with milk steamer at espresso machine

「アーティスティックな珈琲とチャーミングなブティック」

– 福本 純子、コンシェルジュ

東京には、何百軒という甲乙つけがたいカフェがあります。その中で私が今一番気に入っているのは、STREAMER COFFEE 世田谷の代田店。ここでは、淹れたての珈琲はもちろんのこと、様々なラテアートでファンを楽しませてくれています。オーナーでバリスタの澤田洋史氏は2008年、米国シアトルで開催された「Latte Art World Championship」において歴代最高となるスコアを獲得し、アジア人初の世界チャンピオンになった方です。もう一軒のお気に入りは下北沢の「ボーナストラック」。ここは、「下北線路街」エリアにできた新しい「まち」、飲食店や物販店、ワーキングスペースやキッチン付きスペース、そしてくつろげる広場もある、訪れた人は様々な使い方ができます。

Chunks of chocolate, cocoa powder and coffee beans in a burlap sack

カカオカクテルと会話が弾むバー

– 石原舞花、シニアゲストエクスペリエンス&コンシェルジュマネージャー

都内でお気に入りの隠れ家的スポットの1つは、虎ノ門ヒルズ内の賑やかな「虎ノ門横丁」を通り抜けた静寂な一角にあるバー、「メメントモリ」です。ミクソロジスト南雲主于三氏が、自身への挑戦としてオープンした、カカオに特化したコンセプトバーです。チョコレートフレーバーのカクテルやカカオの果肉であるパルプなどの素材を生かしたカクテルやペアリングが愉しめます。サステナビリティへのコミットメントから、フルーツやどんな食材を使用する場合にも、できる限りゴミを出さない工夫をされています。そんな「メメントモリ」は、都内で最もクールなバーの1つです。

Downtown Tokyo skyscrapers in autumn

パワースポット、そしてオートクチュール

– 鈴木 美里、シニアコンシェルジュスーパーバイザー

原宿・表参道エリアには、トレンドのファッションや文化、エンターテイメントだけでなく、スピリチュアルな空間も広がります。その中でも、私が好きなのは明治神宮、都内で一番大きな神社です。木々に囲まれた広々とした玉砂利の道を進むとパワースポットとしても知られる「清正井(きよまさのいど)」があります。表参道は、アート、建築、そしてハイファッションのハブ。都内のシャンゼリゼ通りといったところでしょうか。エレガントな並木道には、高級レストランや有名ファッションブランドのブティックが並びます。

Sun rising behind a mountain with a reflection on a calm lake

温泉と軽食

– スタッグ 彩乃、コンシェルジュ

東京から日帰り旅行を検討されている方にお勧めなのは、温泉と美味しい料理が愉しめる箱根です。芦ノ湖周辺には、心身ともにリラックスできるいくつもの温泉があります。ランチには、箱根湯本駅近くにある「はつ花」で名物の自然薯蕎麦をどうぞ。もう1カ所訪れていただきたいのは、今なお噴煙が立ち登る箱根火山の様子を間近に見ることのできる大涌谷です。ロープウェイでの空中散歩もワクワクしますよ。地熱と火山ガスの化学反応を利用した名物の「黒たまご」も是非食べてみてくださいね。